ホンダ・FTRは、1986年販売されたフラットトラックレースをイメージして開発されたバイク。

日本でオフロードレースと言えばモトクロスやトライアルなどが主流になる。

 

アメリカで人気の高いフラットトラックレースに参戦し、見事に1984・1985年と優勝!の快挙に気をよくしたのか、急遽販売までこぎつけた。

細身のタンクに、ダウンマフラー。

前後タイヤは、完全なオフロード志向にキャラメルタイヤでなく、

まるでオン・オフ兼用みたいなパターンのタイヤ。

 

フロントフォークは、タイヤとフェンダーの間の隙間が狭くまるでオンロード風。

オフロードレース車両なのにダウンマフラー、、。

決して、スクランブラ―のようなアップマフラーではないのが、あまり売れなかった理由だろうか。

 

日本での、オフロードバイクはアップマフラーが定番になっている。

そこをあえてオンロード風ダウンマフラーで、

しかもブラックアウトされて黒光しているマフラーは実に壮観だ。

 

一応タンデムシートになっていて、後席用バックステップも装備されるがいったいどれくらい、この小柄なFTRでタンデムツーリングに挑戦したのかいささか疑問に思う、、。

 

サイドカバーは大きく作られていて、大きなゼッケンステッカーを張れるようになっている。

赤いフレームもレース志向でかなりイケテルが、搭載エンジンは4スト空冷単気筒223cc。

 

19馬力で2.1kg-mのトルクはオンロード向けではなくオフロード向けなのだが、いまいち販売当時の80年代半ばに受け入れられなかったのではないだろうか。