GT380は、決して「ジーティさんびゃくはちじゅう」とは読まない。ちょっとでもバイク通を自称するなら「ジーティさんぱちと」と読むのが昭和からの正しい習わし。

(そう言えば、札幌に大盛りラーメンでさんぱちと言う有名ラーメン店があったな、、。)

GT380に積まれたエンジンは、2スト空冷3気筒の380ccエンジン。2スト空冷3気筒エンジンのレイアウトは、あの未亡人製造機の異名をとるカワサキ・マッハⅢSS500などのマッハシリーズと同じ。あちらが、飼いならされていない野生のジャジャ馬なら、サンパチはきちんと牧場で調教されたサラブレッドかもしれない。残念ながら荒々しさはマッハⅢに譲ってしまう。

2ストでありながら低速トルクが太かったので教習所での教習車になっていたのだ。70年代にサンパチの教習車で中型免許を取った人も多かっただろう。

空冷2スト3気筒で一番ネックになるのが真ん中にくる気筒の冷却だ。空冷なので外側の気筒はそれなりに冷えるのだが真ん中は冷やす面が少なくてすぐ熱くなって焼き付きをおこしてしまう。

ラムエアーシステムは、真ん中の気筒をよく冷やすためにスズキが開発した冷却システムだ。走行中に取りこんだカゼを真ん中の気筒に送り込む導風向みたいなもの。

排気量が、380cc・最高出力38PS/3.8kg・m・車軸間距離1380mmとスペックに38の文字がとても多い!

わざわざ、38に合わせたスペックも多いような気がする。

3気筒エンジンなのに、マフラーはなぜか4本になっている。やはり、70年代はマフラーの数が多いほうが偉かったのか?ちょっと疑問に思う私であった。